郡山の農業

水稲・大豆・しいたけ菌床栽培 村田広一さん

2012/03/30
村田広一さん
お話をうかがった「アグリプロ八丁目」のみなさん

もっと知りたい郡山の農業

水稲・大豆・しいたけ菌床栽培 村田広一さん
みんなの創意、工夫で地域の農業を守りたい。

いいものを作る、それが自分たちの仕事

郡山市日和田町の村田広一さんが経営する「有限会社アグリプロ八丁目」では、米・大豆のほかにしいたけを作っています。また農作業の受託や耕作、農地等の土木工事も請け負っています。
「会社は平成16年の9月に設立しました。しいたけは菌床栽培で65000玉作っており、今年の3月で5年目に入りました」
1年間の中で空中雑菌が少ない冬場の12月から3月までの間に培地をしこむ作業をします。原子力発電所の事故以来、菌床の元になるナラやクヌギなど広葉樹の材料は、埼玉県の秩父から仕入れています。
事故後、セシウムの値は大変な数字になり、しいたけは全て廃棄しました。出荷制限もあり、従業員の根本淳一さんは、一時やる気をなくしたといいます。
「でも今の状態から逃げることはできない。誰が食べても大丈夫なようにいいものを作る、それが自分たちの仕事だと思っています。毎週、材料が入るたびに県の検査へ出して安全を確認しています。農薬や化学肥料も一切使用していません」

村田広一さん
ひとつひとつ確かめながらの選別作業。
ぱちりぱちりとハサミの音が響きわたります。

頼りになる地域の担い手

「普段は私と従業員3人で仕事をしていますが、収穫時には10人の地域の方にも頼みます。みんな農作業を経験してきた年配の女性ばかりで頼もしいですよ」
一人、二人でいるとマイナスのことばかり考えるけれど大勢でいるとワイワイと楽しく、前向きないい考えが出てくるといいます。
「先が見えない手探りの状態ですが、ずっと農業をしてきた人たちと仕事をできることが嬉しいですね。みんなで創意、工夫をしながら努力していきたい」
日焼けした顔をほころばせ前を見据える村田さんです。
ミネラルや食物繊維が豊富なしいたけは低カロリーでダイエットにピッタリ。陽にあてるとビタミンDが豊富になるため骨粗しょう症の予防効果も得られます。
「ネギトロと細かく刻んだタマネギをカサにのせて塩を振り、オーブンで焼いて食べると美味しいですよ」
奥さまの紀代子さんのおすすめの食べ方です。

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