もっと知りたい郡山の農業
農業 柳田徳江さん
堆肥をたっぷりやって育つアスパラは美味しいです。
アスパラを作って7年目
郡山市逢瀬町の柳田徳江さんはハウス栽培でアスパラを育てています。
以前は路地栽培でしたが、現在は5アールのハウス2棟と少し離れた所でも作っています。
去年までは酪農にも携わっていましたが、今はご主人が和牛の繁殖農家として力を入れています。
「私が嫁いだ頃は、家畜商で乳牛を育てていました。ほかにも梨や自分の家で食べるだけの野菜も作っていてよく頑張ってこれたと思います」
若かったからね、と朗らかに話す徳江さんです。
徐々に酪農の経営が困難になり、それに代わるものをと模索していたといいます。地域で何軒か集まり農業センターの指導を受けてアスパラの生産をするようになったのは平成20年のことでした。
美味しいアスパラを作るために
「アスパラ生産を始める時に地下の地力を蓄えるために堆肥をたくさん入れました。いくら入れても入れ過ぎることはない。追肥もたっぷりとやっています」
今まで酪農に携わり、現在も牛を育てている柳田さんの所だからこそ発揮できることです。
毎年2月からハウス生産の準備を始め、3月中旬から10月までが収穫時期。足の悪い徳江さんにとって、草むしりや水の管理は大変ですが、ハウス栽培は病気が少ないので助かるといいます。
自分が作ったものがお客さまに喜ばれ売れるのは嬉しいし張り合いがあるという徳江さん。最近、郡山市内のパン屋さんが徳江さんのアスパラを使ったパンを発案して販売され、好評だそうです。
「アスパラは疲労回復に効果があり、栄養価が高い野菜です。塩をふりラップにくるんで電子レンジでチンするだけでも美味しいですね。バターで炒めたり、素揚げしてめんつゆなどに漬けこんでも喜ばれます」
火が通るのが早いアスパラはサッと加熱するのがコツですね。