もっと知りたい郡山の農業
米・野菜農家 遠藤良子さん
一年を通して野菜を育てています。
5年ほど前から直売所に出荷しています
郡山市三穂田町の遠藤良子さんは、ご主人の宝作さんと息子さんの3人で農業を営んでいます。
代々続く古い農家で、主にご主人と息子さんは米を、野菜作りは良子さんが担当しています。
「元々は米が主体でしたが、5年ほど前から冬場と夏場に野菜も作り始めて近所の人にあげたりしていました。とても喜ばれてそれがきっかけで直売所に野菜を出すようになりました」
良子さんは4人姉妹の長女として育ち、農家を継ぐことに抵抗はなかったといいます。
「結婚前は夏場に畑の手伝いを、冬場は春まで和裁を習いに行っていました。バスで通勤する友だちを見て、いいなあと思ったことはありますが特にうらやましいとは思いませんでしたね」
若い頃のことを穏やかな目で話す良子さんです。
珍しい野菜を育てるのが楽しみです
小松菜やポエム菜・水菜などの葉物や、じゃがいも・ネギ・白菜・ブロッコリー・カリフラワー。良子さんは1年を通して季節の野菜を作っています。今年はトマトも作り始めました。
良子さんは、野菜作りはおもしろいといいます。育つまでは大変なこともたくさんあるけれど、収穫の喜びは何にも代え難いこと。直売所に出している仲間たちとコミュニケーションを図りながら勉強をするのも楽しいと話します。
種苗屋さんとは友だちで、いろいろな野菜をすすめられるそうです。
「オレンジ色のカリフラワーや紫色のブロッコリーなど珍しい野菜を育てるのは楽しいですね。夏場のズッキーニも早くから作っていて、作り始めた頃はお客さまに珍しがられました。今の時期のおすすめはブロッコリー、白菜です。今年もおいしく育っていますよ」
仕事の合間に妹さんたちとすぐ近くの温泉に行くのが楽しみという良子さん。妹さんたち3人もそれぞれ農家に嫁いでいて良き相談相手だそうです。うらやましいですね。