郡山の農業

なめこ栽培、野菜、水稲農家 安田潤一さん

2012/01/27
安田潤一さん
お話をうかがった安田潤一さん

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なめこ栽培、野菜、水稲農家 安田潤一さん
これからも美味しい幸せを届けたい。

仕事は楽しくやりたい

郡山市大槻町の安田潤一さんが経営する「(有)ハッピーファーム」では、なめこ栽培を中心に、米やキャベツ、枝豆、人参などの野菜を作っています。
「なめこは菌床栽培で農薬を使わずに育てています。瓶栽培で10万本位ですが、規模は小さい方ですね」
それでも菌舎の棚に整然と並ぶなめこの数には目を見張るものがあります。
「美味しいなめこを作るために培養の元になるオガ粉などの素材には、とことんこだわっています」
培地の調整から始まり、様々な工程を経て収穫まで約90日から100日かかります。
「お客さまが食卓で笑顔で食べているのをイメージしながら包装作業をします。仕事はいつも楽しくやりたい。そういう思いは食べる人にも伝わると思っています」
安田さんと奥さまの京子さんは、5人の従業員の方々と一緒に、朝の早い時間からなめこの世話にとりかかる毎日です。
原発事故の放射線の影響は深刻です。安田さんは、トラック一台分のなめこを処分し、しばらく出荷をストップしていたといいます。
「今はやっと線量がゼロのオガ粉を使えるようになりました。常にモニタリング検査を行い、安心して食べてもらえるものを作っています」

安田潤一さん
美味しいなめこをぜひどうぞ。
スーパーや直売所でお求めになれます。

なめこに教えてもらいながら

「もともとは両親がえのきだけを栽培していました。えのきだけからなめこ栽培に転換して21年になりました。きのこは生きものです。なめこが好むことをひとつひとつなめこに教えてもらいながら育てていきたいです」
と真っすぐ前を見据える安田さんです。
なめこは、食物繊維が豊富で血糖値が急に上がるのを防ぐ成分を含んでいます。
「なめこをゆでて水を切り、出汁醤油と醤油を合わせたものに漬けこみ、大根おろしと一緒にご飯にかけて食べると美味しいですよ」
京子さんのおすすめの食べ方です。ぜひどうぞ。

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