100年ふくしま。

vol.012 Akabeko MUSIC BUNCH 2nd

2017/06/15

012Akabeko MUSIC BUNCH 2nd

100-FUKUSHIMA Vol.012

Akabeko MUSIC BUNCH 2nd

商用電力を使わない、自然の中の音楽会

5月の終わり、裏磐梯での取材を終え周辺を車で走っていると、通りからにぎやかなフラッグガーランドが見えた。

出会ったのは、Nature Cottage Akabekoで開催されていた「Akabeko MUSIC BUNCH 2nd」。
スタッフの方が、このイベントは音楽の根っこを楽しむ商用電力を一切使わない音楽会で鎮守の森プロジェクトへの100円以上の募金で誰でも参加できることを教えてくれ、ゆっくり楽しんでいってくださいと迎えてくれた。

主催は、開催場所であるNature Cottage Akabekoで働く、吉村愛さんと吉村さんの高校の同級生で郡山から駆けつけた佐藤和歌奈さんのおふたり。
会場の提供はNature Cottage Akabeko、ボランティアスタッフは有志のメンバーが協力し、運営資金はネット上の購入型支援金(クラウドファンディング)によって全てまかなわれている。

akabeko01

敷地内には太陽光発電の電源車があり、用意された4つのステージのうち、一つが太陽光発電のエネルギーが使用されている。ステージ出演者は、電力を使わないことを条件にプロアマ、ジャンルの制限はなく自由に歌って演奏し、観覧者は演奏に耳を傾けながら食事をしたり、思い思いに楽しむことができる。
ステージの他、各地からの出店で飲食や雑貨の販売が行われていた。
この日は、午前にベジ曼荼羅ワークショップを開催、ステージは昼11:00〜21:00まで22組の演奏が続いた。

akabeko02

日よけにもなっていた、竹を組んで布をかぶせたテントでは、ジェンベや小さな太鼓など楽器の貸出が行われており、私は小さな太鼓を叩かさせてもらった。
テン、テン、テン、テン。
この「、」の時に、別の太鼓が「テテン」と入り、音が重なり合っていく。
テテンにつられるとたちまちリズムは崩れてしまう。
簡単そうな打楽器もこうなるとなかなかに難しく、興味深い。森の中の小さな音楽会、思いがけず和やかな時間を過ごした。

akabeko03
akabeko04

akabeko05
左:神奈川県から来た武田典子さん。以前よりAkabekoに愛犬とともに遊びに来ており、このイベントを知ったという。
今回はお友達のお店のお手伝いとして、こちらに出店、参加していた。
右:太陽光発電の電源車

akabeko06
主催の吉村愛さんと佐藤和歌奈さん。
「近隣のペンションの方々にも参加していただけるよう、Akabeko MUSIC BUNCHは平日の開催です。自然の中の音楽会を楽しんでいってください」

– – –
Akabeko MUSIC BUNCH 2nd (アカベコミュージック番地2nd)
2017年5月31日(水)、6月1日(木)
Nature Cottage Akabeko
〒969-2701 福島県耶麻郡北塩原村大字檜原字小野川原1092-38
0241-32-2151
https://www.facebook.com/events/1627783747531274/

2017.05.31 文:yanai 撮影:BUN

100年ふくしま 記事への感想を投稿する
※取材対象者への問い合わせフォームではありません。

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


100年ふくしま。の記事

vol.082 トトノエル gallery cafe 芳賀沼智香子さん

vol.082 トトノエル gallery cafe 芳賀沼智香子さん

081 美術家 中根秀夫さん

vol.081 美術家 中根秀夫さん

080 cafe遊楽 石橋偉光さん

vol.080 cafe遊楽 石橋偉光さん

079小沢民芸 小沢宙さん

vol.079 小沢民芸 小沢宙さん


TOP