郡山の農業

米農家・レストラン白鳥オーナー 国井宗雄さん

2013/09/27
レストラン白鳥
お話を伺った国井宗雄さん。 猪苗代町にあるレストラン白鳥のオーナーです。

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米農家・レストラン白鳥オーナー 国井宗雄さん
ここで生きていく為に旨い米を作って提供する

米が旨くなくてはダメです

「ごはんが旨ければお客さんはまた来てくれる」
猪苗代町で「レストラン白鳥」を営む国井宗雄さんは、広い水田で米を作っています。
国井さんは、農家の2代目として稼業を継ぎ、その後料理の修業をしてお父さまと一緒にレストランを始めました。メニューの中心は、会津牛のステーキやハンバーグなどで自分で作っているご飯と一緒に出しています。
「今はもう両親はいませんが、始めは父親が中心になって作った米を出してました。ご飯を残すお客さんがいることが気になり、その頃からもっと旨い米を作って食べてもらいたいと思うようになりました」
米が旨くなくてはおかずもまずくなる、米が旨くなくてはダメだと国井さんは言います。

レストラン白鳥
作っている品種は、「天のつぶ」「ひとめぼれ」「こしひかり」。
会津磐梯山の麓で米作りに励みます。

地力を高めて米作りに励みます

米作りは人それぞれですが、国井さんが行うのは地力を高める米作りです。
農作物には肥料をたくさん与えることが大事ですが、まずは作物が自分の力で養分を取りたくましく育つ環境を整えることが最も大切なことです。
「地力を高めることにより作物に含まれるミネラル成分も多くなり病原菌にも強くなります」
幸いなことに猪苗代は、昼と夜の寒暖の差が大きく病原菌が繁殖しにくい気候条件の中にあり、農薬の使用料も少なく低農薬農法に向いています。
「米の大半は地元のホテルや飲食店などに直接販売しています。検査も万全ですし信用で売っているので風評被害はあまり受けていません」
モミの乾燥から精米まで一環して行い、高い品質を保つために最新の設備をそろえて取り組んでいます。
地元の人からはすぐに反応が返ってくると言います。自分の作った米で商売をしている人たちや、目の前で食べてくれるお客さんがいる。「旨い米だね」と食べてくれる人のために親から譲り受けた水田を倍の面積に増やし、日本一の米作りを目指す国井さんです。

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