100-FUKUSHIMA Vol.004
菜園レストラン エル タパド 永井益美さん
お店の前の畑で野菜を育てています。
初めは晴耕雨読を求めてこの地に来ました。
「野菜は、多く採れた時にお店でも販売しています」
郡山市西田町で菜園レストラン「エル タパド」を営んでいる永井益美さんは、お店の前の畑で野菜を育てています。
永井さんは定年後に東京からこの地、西田町に移り住んできました。
「当初は、ここで野菜を育てながらゆっくりと晴耕雨読の生活をしようと思っていました」
この地で130年の古民家を再生したのが10年前、その後、娘さんの有利子さんが移り住み2009年にお二人でレストランを始めました。
「主に自家菜園で育てた野菜を使い、昔ながらの古民家の落ち着いた和室でイタリア料理をお出ししています」
原点はイタリアのマンマの味
「ジャガイモ、キャベツ、セロリなどほとんどの野菜を作っています。バジル、イタリアンパセリ、フェンネルなどのハーブも育てています。ニンニクやタマネギ、キヌサヤ、エンドウマメなど冬を越すと出てくるのが楽しみですね」
食材は、なるべくいつでも使えるようにオイル漬けなどにして保存しますが、冬期間などは地元の直売所などの野菜を使うこともあるといいます。
永井さんの料理は、イタリアのシチリア島でホームステイをした時にそこのお母さんから教えてもらった家庭料理が基本です。
「その後、サレルノという地で料理を学びながらあちこち食べ歩きをしたのが財産です」
お店の名前「エル タパド」はスペイン語で埋もれた宝、隠された宝という意味。永井さんが昔読んだ思い出の小説から名付けたそうです。
2年前には石窯を作り、薪で焼くお持ち帰りピザを始めました。永井さんは2ヶ月かけて石窯のレンガを積んだと笑います。
毎週金曜日は「ピザの日」です。
お問い合わせはお電話で。Tel.024(972)2325