もっと知りたい郡山の農業
力丸果樹園 力丸哲さん
谷田川の美味しいリンゴを食べてください。
果樹栽培はやりがいのある仕事です
力丸哲さんは郡山市田村町谷田川で奥さまとご両親の家族4人でモモとリンゴの果樹園を営んでいます。
力丸さんは、須賀川市の出身で6年前に果樹農家のお婿さんに入り農園の後継者となりました。
「もともと植木とか植物を育てたりするのが好きで農業機械関係の仕事をしていたこともあり、農家に入ることに抵抗はありませんでした。義理の両親もあたたかく迎えてくれ感謝しています」
果樹農家は、受粉や剪定など一年を通して農作業をしなければなりません。今の時期はリンゴの収穫に追われています。
「リンゴは10種類の品種を育てていて、9月頃から実り始めるのを頭に2週間おきぐらいに収穫していきます。最後にフジの収穫が12月中旬まで続きます」
仕事はきついけれどやりがいがあります、と力丸さん。リンゴのような優しい顔立ちの若き後継者です。
いつも笑顔が絶えない家族でありたい
果樹を育てるために大切なことは、よく見ること、そして手助けをしてあげることです。
リンゴはひとつ実るところに4つか5つの花が咲く。そのままにしておくと自分たちの実の重みで枝を折ってしまうこともあります。
「いいものを見極めて剪定する作業は根気がいります。でもそれを行うことで愛情も果実のように育っていくのだと思います」
もうひとつ大切なことは家族の笑顔。忙しい時には親戚中が手伝ってくれます。みんなで果樹栽培に向かうことで心がひとつになれ、笑顔を絶やさずに生活することができるのです。
「いつもわざわざ買いに来てくれるお客さんと顔を見合わせて話をすることが楽しい。美味しいと言ってくれることが一番うれしいですね。もっともっとこの谷田川という地域のリンゴを多くの人に知ってもらいたい。ブランド化という手法ではなく、美味しいと認められ自然に広まってくれればそれが一番だと思っています」