あっち、こっち。

2011年のあっち、こっち。

12月のサラダ

ペコリーノのサラダペコリーノの12月のサラダです。
なにを隠そう、ペコリーノはサラダも魅力的です。
野菜は、奥さまが丹誠込めて育てています。
震災後は、畑に出ることもままならない日々だったと振り返ります。
今はせっせと畑に出向き、手入れを怠らない毎日。
新鮮な野菜でさり気なくもてなしてくださいます。
ドレッシングも抜群の旨さです。先日は、なんとダブルでいただき満足のランチタイムでした。

もうすぐ2011年も暮れていきます。
大変な事が起きた年でした。事態が大きく改善したわけではないけれど、私たちは今も明日もここで生きていきます。
毎日を元気で過ごせるよう、生きていくためのリズムを大切にしたい。
2012年も素敵な人たちや美味しいものに出会えますように。

2011/12/28

石窯焼きのピザ

ペコリーノのピザお待たせしました。ペコリーノのピザです。
あの日は、家族3人でのランチタイムでした。
ピザをオーダーするときに、お店の方から一人一枚は少し多いかもしれません、とアドバイスをされました。けれどメニューのどれもが美味しそう。あれこれ迷いに迷ってそれぞれひとつずつお願いすることに。
ちょうどガラス越しに石窯が見える場所に座ったので胸がワクワクしました。
シャツ一枚のご主人が真剣な表情で仕事をすすめていきます。
さあいよいよ石窯へピザを投入です。長い平らなスコップのような道具でサラリと入れていきます。
石窯の中は不思議です。炎がゆらゆら見え隠れするのを見ているだけで気持ちがいい。この席に座れたことに感謝。まるで映像の中のワンシーンのようでした。
さてさて週末はクリスマス。
ペコリーノ、クリスマスランチのチャンスです。アンチョビのピザがおすすめです。

2011/12/22

ペコリーノ、本日のパスタ

ペコリーノのパスタ鏡石町にあるペコリーノは、石窯で焼くピザが美味しいイタリアンレストランです。
営業日は、木曜日・金曜日・土曜日の週3日間。営業時間は午前11時から午後3時までです。
ご主人と奥さまの二人だけのお店は、落ちついたピアノ曲が流れるステキな空間です。
ご主人は数年前に会社を退職し、その後の人生を好きなことをして豊かに生きたいと思い、このお店を始めたそうです。
オープンして一年あまり、3月11日の震災後は何も考えられず手もつけられなかったといいます。
知り合いの方たちに「みんな待っている、早くお店を再開して」とラブコールされ、やっとの思いで壊れた石窯の修理をされたそうです。
さてさて、本日のパスタは「ペンネアラビアータ」。かなり好みのアルデンテにしっかりとした味のトマトソースが食欲をそそります。つづく。

2011/11/18

yuki cafeにて

yuki cafeもうすっかり秋です。
今日は薄手のダウンハーフコートで出かけました。
夏の終わりごろからは、あたたかいコーヒーが欲しくなります。
気分を変えたい時やひとりになりたい時、フッと足が向くカフェがあります。それも歩いて2、3分のほんの目と鼻の先。時間があればいつでも行ける場所です。
カフェには、店主が好きな本が置かれていて自由に読むことができます。
10月に入ってから訪れるたびに手に取る本があります。葉祥明さんの「しあわせことばのレシピ」。
葉祥明さんは、やわらかい色使いと広々とした空気感が印象的な絵本作家です。シンプルで、無駄のない表現で日本語の「しあわせことば」とその英訳がのっています。
さて、コーヒーをいただきましょうか。
今日のコーヒーは、クリスタル・マウンテン。飲み口の優しいキューバ産のコーヒーです。
たっぷりと入る少し大きめのカップで煎れたてをひと口。うーん、うまい。うっとりと目を閉じてしまいます。
気の向くままにページをめくりながらコーヒーを飲んでいると身も心もいいアンバイにホロホロほどけていくようです。

2011/10/21

蕎麦屋の楽しみ

冷やかけ8月の真夏日に、美味しい蕎麦をいただきました。
郡山市静町にある「蕎麦切り あなざわ」です。
木造の和風の建物は真新しく、カウンターやテーブル、椅子などの配置がシンプルで落ちついた印象です。
メニューを見ると、「極上蕎麦切り」「鴨汁蕎麦切り膳」など、「蕎麦切り」という呼び方に目がとまりました。
暑いときにはぶっかけ蕎麦、と決めている私はさっそく「冷やかけ」をいただきました。
蕎麦の上にたっぷりの大根おろし、極小粒のなめこ(メニューには、新芽のなめこと書いてあります)、海苔、ワケギが盛られています。傍らには、穴のあいたスプーンが。
そうか、このスプーンでなめこをすくっていただくのね。うーん、細やかな心配りに感激。
会津産の蕎麦粉を使った蕎麦は、香りものどごしもよく、麺の細さもちょうどいい。ゆっくりと味わいながらいただきました。
何を隠そう、蕎麦屋さんでの楽しみは蕎麦湯をいただくこと。美味しい蕎麦屋は蕎麦湯も旨い。白いゆで汁のトロリとした味わい。身体にいいものを飲んでいるなあ、とじんわり実感。ゆっくりと身体に沁み入るのがわかります。
タッパーを持参して蕎麦湯のテイクアウトを本気で考えているほど。まだ実行はしてませんが……。
箸袋には店主の思いが書かれていました。
「早朝の空気がまだ冷たく静かなうちに心を込めて蕎麦打ちをいたしております」
ちなみに9月のおすすめは、「鴨汁もり膳」です。
お蕎麦の好きな方、よろしかったらぜひどうぞ。

2011/09/14

花言葉は「希望」

トルコキキョウハウス花卉栽培でトルコキキョウを育てている方に会う機会がありました。
広いビニールハウス一面に花が咲いています。
ハウスの中は手入れが行き届いており、作り手の真摯な花への思いを感じます。
トルコキキョウは8月の誕生花で、花言葉は「希望」。
花のつぼみは、クルリとしていてトルコ人が頭に巻くターバンを思わせます。白い花には紫のふちどりがあり、上品でやさしく知的な印象です。
真夏の暑いハウスの中、花たちは涼しげなたたずまいで早朝の収穫を静かに待っています。

2011/08/18

ロム・エンのベーグルサンド

ロム・エンのベーグル郡山第三中学校の近くに素敵なカフェがあります。
ランチタイムには、月ごとに変わるベーグルサンドとスープがいただけます。
8月は、アボガドレタスサンドとジャガイモのスープ、ビィシソワーズです。
もっちりとしたベーグルにクリームチーズと蒸し鶏、アボガド、レタスがサンドしてあり食べごたえがあります。
店主手作りの化学調味料を使わないシンプルで優しい味のスープは一口飲むたびに「うまいっ」と思わず声がでてしまいます。ベーグルも店主の手作りで、テイクアウトもできますよ。
お店には、器やスティショナリー、小物などの雑貨も置かれ、ギャラリーのようなおちついた空間が広がります。
食事が用意されるまでの間、ひとつひとつ手にとってゆっくりと眺める時間が何よりも楽しみです。

2011/08/04

古いものに囲まれて

仁平古家具店02仁平古家具店は、元駄菓子屋兼住居だった建物を改装したお店です。
ガラス戸を開け、一歩足を踏み入れると低く流れる音楽と心地よい空気に包まれました。
遠い昔、人と共に過ごしてきた古い道具たちが長い時を経て再びものとしてそこに置かれています。
あるものは手直しされ、またあるものはきれいに磨かれ、まるで新しい生命を吹き込まれたように静かに佇みます。
木の椅子、電燈、本棚、机、陶器。とりわけ惹かれるのは、鏡でした。
まるで絵画の額縁のようなしっかりとした木枠で固定された古い鏡。
そこに写し出されるのは紛れもない自分の顔なのに、遠い日の母の面影が鏡の中にありました。
不思議な思いのままにふわふわ歩いていると片隅にカフェ空間があり、誘われるように古い椅子に座っていました。光を灯す照明器具もテーブルも椅子も、隣の席の青いベンチも生き生きと置かれどれもが商品です。
古いものに囲まれて、まるでワインのような深い味わいの葡萄ジュースをいただいてきました。

2011/06/24

真岡市ぶらり

仁平古家具店01仁平と書いて「にへい」と読みます。
「仁平古家具店」。古いものを置いているお店にしっくりとくるいい名前です。
栃木県の真岡市(もうかし)、門前町を旅してきました。
ここは、真岡城趾周辺にある3つのお寺に囲まれた地域で、大正・昭和の頃には料亭や芸者さんの置屋などがあり、華やかな賑わいを見せたそうです。
今は、若い人たちが感性を生かし自らデザインして手作業で建てた店が新しい町を造っています。
古いものの店、革職人が作るオリジナル革製品の店、雑貨店、陶器のギャラリー、カフェ、お好み焼き屋さんなどが、路地のあちこちにあります。
どこかなつかしい、よく知っているところに戻ってきたような気持ちで歩いてきました。つづく。

2011/05/12

カフェ、スイートホットのこと

スイートホットピザの美味しいお店を見つけました。
三つ子(?)のマークが印象的なカフェ、「スイートホット」さんです。
スタッフさんたちの手作りお菓子やプリン、スイーツもいただけます。珈琲や紅茶とご一緒にどうぞ。
ランチタイムには、お得なピザセットもありおすすめですよ。
個人的には、生ハムのピザが大好きです。
ピザのほかに、黒米のおにぎりに出汁のきいたスープをかけたものや、チキン料理もあります。
お菓子はもちろん各種ピザもテイクアウトできます。
そうそう、お菓子は専用の木の引き出しに入っています。
引き出しを開けると思わず、「オーッ」と声がでてしまいますよ。どうぞ体感してみて下さいね。

次回の郡山全集は、「郡山、カフェ時間」です。
スイートホットのスタッフさんにお話を伺いします。どうぞお楽しみに。

2011/05/12

あの日からひと月

折り込みチラシ地震が起きた次の日の朝に、いつものように新聞が届けられていたことに思わず歓声をあげました。
すごいなあ、こんなときでも新聞を作り、届けてくれる人たちがいるんだと胸が熱くなりました。
地震後しばらくの間、折り込みチラシが全く無く、新聞自体もページ数が少なくてその薄さに心もとなく寂しく思いました。
正確には記憶していませんが、10日位が経った頃でしょうか、もっと後だったかもしれません。新聞にチラシが折り込まれていたのです。B4版片面の簡素なものでしたが、それを目にしたとたんドキドキして胸がいっぱいになりました。
広告を出そうとする人、作る人、印刷をする人、届ける人。
一つのチラシを出すことに関わる多くの人たちの思いを感じたからかもしれません。
あっぱれ広告主さん、よくやったなあ。
今は、少しずつだけれどチラシが増えてきました。
いつもは素通りしてしまうような小さな広告にも祈りのような思いを感じ、目を凝らして見ている自分に気づきます。
あの地震後からのチラシは処分するには忍びない。折り箱にしてしばらくの間、とっておこうと思います。

2011/04/11

KOCOラジ、ラジオの時間

ラジオの時間KOCOラジは、郡山のコミュニティー放送です。
郡山市の桜通り、清水台から発信されているKOCOラジは、去年の12月に開局されたばかりです。
私は、スタート初日から聴いています。パーソナリティに知り合いの方がいるので開局するのを楽しみにしていました。
主に夜に聴いていましたが、3.11の地震以来、自宅にいる時は朝からずっと聴いています。
それぞれのパーソナリティーの落ちついたゆっくりとした語りが印象的です。何よりも地元、郡山に関する情報を的確に流してくれるのがありがたい。被災された方の安否確認情報にも積極的で、名前と居場所をメールなどで寄せてもらいその都度、放送しています。
相双地区から郡山市で避難生活を送る若者からのメッセージや音楽のリクエストなどもドンドン受けており、昨夜は聴いていて胸がジンとしました。
先日、同じく郡山に住む姉にKOCOラジのことを話しました。さっそく聴いているよとの連絡があり、いいラジオ局だねえ、センスがいいねえ、さすが郡山だねえ、と二人であらためて盛り上がりました。

BGMには、松本林(まつもとはやし)さんのギター「さんぽみち」が流れます。ゆったりとしてどこかなつかしい思いがする曲です。復旧、復興への応援の思いを込めて送っているということです。
松本林さん、通称りんちゃんは、郡山市在住のギタリスト。我が「郡山全集、郡山のアーティスト」にも登場しています。
地震発生以来24時間体制、FM79.1MHzでお送りしています。
自宅でラジオを聴けない人でも、ネット環境がOKならパソコン、ipad、iphoneでも聴くことができるということです。

2011/03/29

読書室のある古本屋さん

白線文庫02白線文庫は、古い民家を店舗にした古本屋さんです。
お店に入ってすぐ、左側通路に一面の本棚があります。
奥にある小さな部屋は絵本などが置いてあるスペースで子どもたちもリラックスできるようなあたたかな空間です。
店内のほぼ真ん中に机があり、低く吊り下がった電燈の下で店主が美しい眼差しで迎えてくれました。
道路に面したところに外を見渡せる部屋があります。
ガラスの引き戸を開けるとなんとそこは「読書室」。
柔らかな光が差し込む読書室でのんびりと町並みを眺めながら本を読むことができるのです。
なんてステキなことでしょう。
さて、白線文庫の店主のブログに、ハッとする文章が掲載されていました。それは詩の本の帯に綴られた紹介文で、かつて私もその文章を目にしたことがあり、深く心を打たれたものでした。

昔の少年は詩をよく読んだものだ。
それも、とびきり上等の詩ばかりを、だ。
そしてよく考え、「足る」を知った。
みんなへっぴり腰を恥じて涼しげな目の下に、
素朴な正義感をひそかにかくしていた。
子どもよ、そして子どもの心を持った大人たちよ、
この時代にとびきり志の高い詩を読みなさい。

童話屋「ポケット詩集」帯より 文章は田中和雄さん

2011/02/14

白線文庫という名の古書店

白線文庫白線文庫。
なんて心にまっすぐ届く言葉だろう。

黒磯にある「白線文庫」を訪れたのは、12月の暮れも間近かな黄昏れ時でした。
暗くなり、灯りがともり始めた通りを歩いていたら、民家のような窓辺から薄暗い光が見えました。
その時は、まだカーテンをしていない部屋からもれる光だと思い、そのまま足を止めることなく通り過ぎました。
けれど何か心惹かれるものがあって2歩、3歩戻ってもう一度その家をそっと見てみました。
なんとその光の中には、本棚がありました。
まだその時も、その家の住人の部屋の本棚だとばかり思い、目を凝らして見続けることにためらいを感じながらも目をそらすことができません。
その建物が古書店だと気づくまでにどれくらい時間がかかったでしょう。そのときの驚きと嬉しさ。
胸をわくわくさせながらお店の入り口に立ったのでした。つづく。

2011/01/15


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